ごあいさつ
指導理念『クラシックバレエを通しての成長』
村山亮 横川真弓
クラシックバレエは、踊り、音楽、芸術、美術など様々な要素を融合した総合舞台芸術です。 そのクラシックバレエのレッスンは、身体を鍛えると共に、芸術性、音楽性、集中力、お行儀などを高める情操教育としてとても良いものです。
バレエの舞台では、それぞれが自分に与えられた役を責任もって演じる(踊る)為に、技術力と強い精神力が必要となります。 教師は技術と舞台マナーをしっかり指導し、ダンサー(生徒)はそれを身に付け、より高い位置を目指す為に普段から切磋琢磨し、自己を磨き、成長していかなくてはなりません。 それには厳しい訓練も必要となります。
しかしその分得られる力、経験は計り知れないものですし、経験した者でしかわからない達成感、大きな喜びや感動があります。 それはバレエだけではなく、スポーツ、音楽、勉強、どのような分野においても1つの事を成し遂げるということは、いっぱいの楽しみ、いっぱいの困難を経験しながら身に付けていくものではないでしょうか。
私共村山、横川は、それぞれ長い間クラシックバレエの世界に携わってまいりましたが、今までのバレエ人生でたくさんの喜びを得たと共に、たくさんのつらい事や壁にもぶつかってきました。 その様な時には、いつも「先人」「先輩」「仲間」の言葉、行動に学び、なによりバレエがあることに助けられ、前に進めることができました。 バレエを通して各界の素晴らしい方々との出会いによって、たくさんの影響を受け学ぶこともできました。
職業としてバレエの世界を選び、そして続けて来られたことを本当に良かったと思っております。
芸術の世界には終わりがなく、一生勉強と言われ、私共もまだまだ勉強最中ではありますが、自分達の先生に厳しくも愛情をもって指導を受け、心身共に強く育てていただいたと同じように、生徒達にもこの素晴らしいバレエの世界をしっかりと伝えていき、そして先人から受け継がれている長いバレエの歴史を、少しでも次に繋げられるように努力、精進し、若輩者ではございますがバレエ界そして社会に貢献してまいりたいと思っております。
「諦めない」「投げ出さない」「困難に立ち向かう」などをしっかりと身に付け、そして「いっぱいの楽しさ」と一緒に、子供達が夢に向かって大人に成長していくうえで様々な壁を乗り越え、将来どのような職業についたとしても、バレエを活かしながら、何事にも立ち向かえる強い人間に成長して欲しいと同時に、その成長を自分の努力だけで成し遂げたのではなく、周りの様々な人々に育てていただいたと思えるような心をもつ人間に成長していって欲しいと願います。
「友達を大切に」「仲間を大切に」「家族を大切に」・・・感謝の気持ちをもって何事にも取り組み、自分の努力においてレベルアップを「自分で勝ち取る」。
当スクールではこのような理念と指導方針で、生徒、私共教師、保護者が三者一体一丸となって、バレエ教育を通して心身共に成長し、共に歩んでまいりたいと思っております。
村山亮 Ryo Murayama
公益社団法人日本バレエ協会本部直轄東京地区委員会委員長
松山バレエ学校入学後、公益財団法人松山バレエ団入団。
松山樹子、清水哲太郎、森下洋子、バレエ団の各教師に師事し17歳の頃より公演に参加。
バレエ団の様々なレパートリーにおいて、ソリスト、プリンシパルの役を多数踊る。
『くるみ割り人形』の王子役で主役デビューし、『白鳥の湖』『眠れる森の美女』等でも主役を務める。同時に松山バレエ学校の教師として活動。
2002年、天皇皇后両陛下ご鑑賞の天覧公演にて『新白鳥の湖』のパドシスを踊る。
バレエ団を退団後フリーランスとして活動。
モスクワのマールイ劇場で開催されたジャパンフェスティバルにて創作バレエ『風神・雷神』雷神役で主演。
2009年、アナウンサーの中井美穂氏司会『紀尾井ホール映画音楽とバレエを楽しむクリスマスコンサート』にて、くるみ割り人形の王子を踊る。
現在まで、スターダンサーズバレエ団、NBAバレエ団、日本バレエ協会などをはじめ、オペラ、ミュージカル等、他にゲストとして出演。
昭和音楽大学短期大学部バレエコース、パドドゥクラス非常勤講師も務める。
市瀬陽子氏(バロックダンサー、聖徳大学准教授)指導による、太陽王ルイ14世『Entrée d Apollon』を踊り批評家からの高い評価を得る。
ルドフル・ヌレエフ振付『眠れる森の美女』、ジョージ・バランシン振付『テーマとヴァリエーション』、ケネス・マクミラン振付『マノン』『アナスタシア』『眠れる森の美女』『Winter Dreams』他、フレデリック・アシュトン振付『2羽の鳩』、エリダール・アリーエフ振付『ライモンダ』、アンドレ・プロコフスキー『アンナ・カレリーナ』他多数の国内外の有名作品において主要キャストとして出演。
2022年都民芸術フェスティバル日本バレエ協会公演ユーリ・ブリラーカ振付『ラ・エスメラルダ』ではフロロ役で高い評価を得る。
2009年からは、小林紀子バレエシアターのゲストソリストとして現在も出演を続け、小林紀子氏、元英国ロイヤル・バレエ団のジュリー・リンコン氏、アントニー・ダウスン氏からコーチングを受ける。
後進の育成、バレエの普及にも力を注ぐ。
主な出演作品

- 「くるみ割り人形」王子、花のワルツプリンシパル、葦笛、アラビア、チャイナ、スパニッシュ、雪の王、ハレルキン、カピタン、ネズミの王様
- 「白鳥の湖」王子、ベンノ、パドシス
- 「ジゼル」ペザントパドカトル
- 「ロミオとジュリエット」ベンヴォーリオ
- 「シンデレラ」舞踊教師、王子の友人
- 「ロッシーニ・ディベルティメント」第 6 楽章プリンシパル
- 「コッペリア」
- エリダール・アリーエフ振付「ライモンダ」スペイン
- ルドルフ・ヌレエフ振付「眠れる森の美女」宝石パドサンク、ブルーバード、4人の王子
- ジョージバランシン振付「テーマとバリエーション」
- アンドレ・プロコフスキー振付「アンナ・カレーニナ」パドシス
- セルゲイ・ヴィハレフ振付「ドン・キホーテ」
- ケネス・マクミラン振付「エリート・シンコペーション」
- ケネス・マクミラン振付「眠れる森の美女」4 人の王子、カヴァリエ
- ケネス・マクミラン振付「マノン」クライアント
- ケネス・マクミラン振付「アナスタシア」皇帝の副官
- ケネス・マクミラン振付「Winter Dreams~三人姉妹~」チェブトイキン
- ケネス・マクミラン振付「グローリア」
- フレデリック・アシュトン振付「2羽の鳩」
- ユーリ・ブルラーカ振付「ラ・エスメラルダ」クロード・フロロ
横川真弓 Mayumi Yokokawa

幼少の頃から国立バレエスタジオにてバレエを始める。
その後、松山バレエ学校入学、松山バレエ団入団。
松山樹子、清水哲太郎、森下洋子、バレエ団の各教師に師事し、全公演に参加。ソリストとしての役柄も多数踊り、主には『くるみ割り人形』スペイン、チャイナ、『白鳥の湖』小さい四羽の白鳥、『ロミオとジュリエット』ジュリエットの友人、ルドルフ・ヌレエフ版『眠れる森の美女』オーロラの友人、等を踊る。
同時に松山バレエ学校の教師として子供から大人まで幅広く指導を行う。
2002 年バレエ団を退団しフリーランスとして活動。
同年にはロシアモスクワのマールイ劇場にて開催された、ジャパンフェスティバルにて、創作バレエ「風神・雷神」の風神役で主演。
2012 年には小林紀子バレエシアター公演、ケネス・マクミラン振付『アナスタシア』日本初演に出演。
その他、オペラ、ミュージカル、ヘアーショウ、舞台「鹿鳴館」などバレエ公演以外にも様々なジャンルの公演にゲストダンサーとして出演
主な出演作品
- 「くるみ割り人形」花のワルツソリスト、ロシア、チャイナ、スパニッシュ、雪の精ソリスト
- 「新白鳥の湖」小さい4羽の白鳥、パドサンク
- 「ロミオとジュリエット」ジュリエットの友人
- 「ロッシーニ・ディヴェルティメント」ソリスト
- 「コッペリア」
- 「シンデレラ」
- 「ジゼル」
- 「ライモンダ」
- ルドルフ・ヌレエフ振付「眠れる森の美女」オーロラの友人
- ケネス・マクミラン振付「アナスタシア」
中西涼花 コンテンポラリーダンス講師
昭和音楽大学短期大学部音楽科バレエコース卒。大学でコンテンポラリーダンスに出会い転向。
能美健志をはじめ、堀内充、堀内元、小林十市、青木尚哉、ディディエ・テロンの作品の他、NHKニューイヤーオペラなど公演に多数出演。
自作ソロにおいて第16回東京なかの国際ダンスコンペティション中野洋舞連盟賞第5位他受賞多数。
また創作パートナーである坂田尚也との共作デュオにて第52回埼玉全国舞踏コンクール創作舞踏部門第2位埼玉県教育委員会教育長受賞。現在はダンサーとしての活動の他後進の指導、コンクールの振付提供、舞台写真の撮影など幅広く活動。
コンテンポラリーダンスカンパニー能美健志&ダンステアトロ21、インテグレイテッド・ダンスカンパニー響に所属。









